アジアカップ  ベトナム1−4日本

失点したときはキツイゲームになるかもとも思いましたが、終わってみれば無難な結果。順当に首位通過です。
内容については不満も少なくないですが、あの暑さならまぁしゃーないかなぁという気もします。闇雲に走り続けるわけではなく、適度に手を抜いてここぞというところで攻め込むという戦術で。この試合ではセットプレーで2点取りましたし、それなりに省エネできてるんじゃないでしょうか。
ただ一つ気になるのは、中盤のディフェンスの甘さ。俊輔、遠藤、ケンゴは1対1のディフェンスで勝てないから、中盤でボールを奪うシーンっていうのがほとんどなくて、中澤のところでやっと止めてる感じ。奪った後の攻撃のことを考えると、これだとやっぱ位置が深いんですよねぇ。
現状だと、中澤止める→他のDFがセカンドを拾う→ボランチに預ける→攻撃開始、なんですけど、これだと相手も陣形が整ってるからスルーパス1発でというわけにはいかず、サイドバックのオーバーラップなんかを絡めて時間をかけて揺さぶるしかないわけです。
これがボランチの位置でボールを奪えるようになると、2トップと俊輔、遠藤の4人でもショートカウンター気味にフィニッシュまで持ち込めてより効率的に攻撃できると思うんですが、今の中盤の面子ではやはり厳しい。鈴木啓太にとってもさすがに酷な話。
まぁ省エネを追求すればいいってもんでもないですし、今のままでもいいといえばいいですけどね。個人的には、あのダラダラ横パス回してる時間も好きだったりしますし。なんかこう、相手を焦らして隙を伺っているあの感じがなんともいえません(←S?)