Jリーグ

鹿島が逆転優勝。自力ではなかったとはいえ、序盤あれだけ不振だったことを考えるとすごいことだと思います。
改めて今年の鹿島を振り返ってみると、ようやく世代交代が実を結んだなぁという印象があります。野沢や青木に新井場、岩政といったタイトルを知らない選手たちが主力に成長した、と。もちろん小笠原や本山といった三冠達成時のメンバーも残ってはいるのですが、彼らはどちらかというと黒子に徹していて、当時のビスマルクや秋田のような役割を担っていたように見えるんですよ。特に、今シーズンの本山の献身っぷりは特筆ものでした。あのドリブラーがここまで変わるとは。この点は、タイトルが取れない時期もチームコンセプトを貫き通したフロントの我慢が実った結果でしょう。お見事。
一方、土壇場でつまずいてしまい連覇を逃した浦和。まぁでも、あの過密日程を考慮すればしょうがないんじゃないんでしょうか。川崎にも言えますが、ACLに出るチームはリーグで年間勝ち点10は失ってるような気がしますし。何かと批判の的になるオジェック采配にしたって、浦和が個に依存したチームであるのはオフト時代からのことであり今に始まったわけではないのだから、これはもうチームの特色として割り切っていいんじゃないかと。連覇を逃したとはいえACLは獲ったわけですし、素晴らしいシーズンだったと思います。
逆に不満の残るのがガンバ。超攻撃というスローガンを掲げたものの、蓋を開けてみると先行逃切り型のスタイルへとシフトチェンジ。序盤は首位を走るも、終盤はそのスタイルが災いし勝ちきれない試合が相次ぎ星を落とす。内容も結果も得られず、色々と疑問の残るシーズンでした。

まだまだ書きたいことはあるのですが、今日はここまで。余力があれば明日にでも続きを書きます。