2006年こむちゃーとの分析(前編)
2006年のこむちゃーとには87曲のアニソンがランクインしました。今回は52週のチャートを様々な切り口から分析し、2006年を振り返ってみたいと思います。
本日はその前編。87曲全てに目を向け、チャート全体の傾向を分析します。なお、後編では年間チャートを基に上位に顔を出した人気曲とその傾向について分析する予定。
ジャンル
- アニメ:70曲
- ゲーム:8曲
- 声優:30曲
- 特撮:2曲
(注)
いつもどおりのバランスというか、相変わらず偏ってます。ゲームが例年に比べて若干多いような気がするのは、Sound Horizon絡みの曲が何曲か入ってきた影響でしょうか。
レコード会社
ランティスの一人勝ち状態はさておき、ジェネオン、ソニーがキング、ビクター並に曲を送り込んでいたというのが少々意外。ジェネオンに関しては着実に力をつけてきていることの表れと言えるでしょう。ソニーはタイアップ効果・・・もあるでしょうけど、レーベルがバラバラだから単純に気づきにくいだけ(笑)
ちなみに、メロウヘッドはその他に入れてます。ランティスなんだかジェネオンなんだかよくわかりません(汗)
アーティスト
3曲以上ランクインしたアーティストを抜粋。
- ALI PROJECT(聖少女領域、亡國覚醒カタルシス、勇侠青春謳、薔薇獄乙女)
- GRANRODEO(Go For It!、Infinite Love、DECADENCE)
- タイナカサチ(disillusion、きらめく涙は星に、最高の片想い)
- 高橋直純(OK!、無敵なsmile、明日の記憶)
- 水樹奈々(ETERNAL BLAZE、SUPER GENERATION、Justice to Believe)
- 平野綾(Breakthrough、冒険でしょでしょ?、明日のプリズム)
GRANRODEO、タイナカサチ、平野綾といった今年デビューの新顔が目立ちます(グラロデは正確には昨年末ですが)。彼らのようなリリースサイクルの短いアーティストがトップ争いに加わるようになればチャートも活性化すると思うので、今年も頑張ってほしいです。
タイアップ
こちらも、3曲以上ランクインした作品のみ抜粋。なお、キャラソンなどの関連作も一つの作品としてカウントしています。
- 涼宮ハルヒの憂鬱(冒険でしょでしょ?、ハレ晴レユカイ、God knows…、雪、無音、窓辺にて。、最強パレパレード)
- Fate/stay night(disillusion、あなたがいた森、きらめく涙は星に)
- 舞-乙HiME(乙女はDO MY BESTでしょ?、Crystal Energy、Valkyrja)
今年はなんといってもハルヒでしょう。3曲が1位を獲得しキャラソンもトップ3入り、果ては他局のラジオ番組主題歌までランクインするという人気ぶり。ガンダムなどのシリーズ物を除いた単発作品しては、こむちゃ最強タイアップと言ってもいいかもしれません。
ちなみに、2曲がランクインした作品というのはかなりの数があったのですが、灼眼のシャナのように両方とも1位を獲得したものがある一方、ストロベリー・パニックのように両方10ポイントなんていうものもあり、その強さはピンキリ。
(後編へ続く)