会社の話

退職に向けて業務の引継ぎをやっているところなんですが、この「やっているところ」というのがなかなか微妙なステータスでして。
これが一般的かどうかは分かりかねますが少なくともウチの会社では、自分が退職することや業務を別の人間が担当するようになることを関係各位に伝えるのは、後任への引継ぎがある程度完了してからということになってます。つまり現在は、引継ぎをしつつもその業務に対応しなければならず、単純に倍の負荷がかかっているわけです。いくら元の作業量が大したことないといっても、これはさすがにちょっとキツイです。
しかもそういうときに限って、関係各位との打ち合わせがやたらと入ったりするんですよ。外部的にはまだ自分が担当者ということになってるから当然出席するわけですが、その場で意見とか求められたりするともう、ね。「ライスさん、これどうしましょうか」と尋ねられて「いや、ワタクシ来月で辞めるからぶっちゃけもうどうでもいいんだけど。」みたいに言いそうになるのをグッとこらえて思考を巡らしてベターな返答をすることが、もうしんどくてしんどくて。後任者が困らないように最低限の気は遣いますけれど、それでも極力楽な選択肢を選んで回答してるのがなんとも。そういう意味で、ベストでなくベターな返答。
過去に辞めていった先輩たちを見て「明らかに引継ぎ手ぇ抜いてるよなぁ。もう少し真面目にやれよ。」と思っていたのに、いざ自分が同じ立場に置かれると大して変わっていないじゃんという事実が面白くもあり情けなくもあり。