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[rakuten:book:12106904:detail]
個人的に好きな漫画家の一人である小手川ゆあ。最近ヤンジャンで見かけないと思っていたらスーパージャンプだかウルトラジャンプだかで連載しているらしい、そんな最新作。
小説を原作とした作品ということで、これまでの小手川作品にあるような重厚なテーマはあまり感じられず。死刑囚もドッペルゲンガーも怪しい宗教団体も出てこない、短歌に勤しむ若者たちのごく普通の青春群像劇です。これまでの作品に比べインパクトに欠けるのは否めませんが、登場人物の綿密な心理描写っていう根っこの部分は変わってないのでそこは安心して読むことができるかと。普通に面白いです（←ほめ言葉）
見どころとしては、主人公の一人がイケメンのヤリチンという都合上、小手川先生の描くかわいい女の子が次から次へと登場することでしょうか。その分、あまり掘り下げられることなく消えていくキャラも多いですが・・・。１巻で瞳さんが早くもリタイアして地団駄を踏む思いをしているのは自分だけではないはず。