生首に聞いてみろ作者: 法月綸太郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/09メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (229件) を見る

面白かったです。二の悲劇とか比べるとインパクトの面では劣りますが、ロジックの緻密さでは過去最高かも。04年このミス1位というのも納得。
一応、本作で法月綸太郎シリーズは読み終えたはずなので、現在次のターゲットを物色中です。素直に流行に乗っかるならば東野圭吾とか横山秀夫あたりなんでしょうけど、桜庭一樹とか米澤穂信のようなラノベ系作家も面白そう。この前近所のブックオフで見かけた伊坂幸太郎とか乾くるみなんかも気になります。・・・という感じでまだ決めかねてるというのが正直なところ。明日ブックオフに行くんで、そのときの気分と在庫次第で買うものが決まりそうな予感。うわぁ、適当。
以下、ネタバレ。
法月作品で見立て殺人を扱ったのは多分初めてですよね。見立て殺人が実は後付けだった、っていうマガジン版金田一でよくでてくるようなネタではありましたが、実際に使われると意外とタネがわかんないもんです。
切り取られた石膏像の目が開いてたっていうのは筆者からの最大のヒントだったんでしょうけど、自分は「実は絵知佳の母親は結子?」という宇佐美や堂本と同じ考えに飛びついてしまいました。アホすぎます。真の推理マニアならあの記述だけで姉妹の入れ替えに気づくんでしょうねぇ。まだまだ修行が足りません。