こむちゃ

ランクイン楽曲分析

7-8-7-8という、綺麗なジグザグ推移。過去の例ではBAMBOO BEATなんかが有名ですが、いずれにしてもこむちゃーとでは珍しい現象。
事実上のデビューシングルですし星間飛行ライオンと比べるのはあまり意味がなさそうなので、ここでは割愛。ただ、売上は小野大輔鈴村健一と同じくらいあってもチャートでこれだけ差がついていることを考えると、固定票の獲得にはまだ至っていない様子。これは昨年の戸松遥にも当てはまる現象であり、女性声優は今後も同様に苦戦するかもしれません。数年前に平野綾茅原実里がブレイクした頃とは明らかに状況が変わってきています。

会社にて

最近お子さんが生まれたばかりのA先輩(30ちょい過ぎ、男性)は子育てに忙しいらしく、先週末なんかは体調を崩したりもしてたんですね。そんなA先輩を見て、「確かにねー。一人目だと慣れてなくて、色々大変だよねー。二人目からは、多少楽になるんだろうけどねー。」と励ましてくれている30代後半独身のB先輩。
「あんたが言うな。」と、その場に居た皆が思ったとか思わなかったとか。

こむちゃ

ランクイン楽曲分析

初めてアニメタイアップが付き、売上も極めて好調だったにも関わらず、過去2作と同レベルのチャートアクションというのは、なかなか難しい結果です。昨年来の男性ボーカルの台頭に伴い女性ボーカル間のサバイバルが始まりつつあるわけですが、この調子だと彼女が生き残るのは厳しいかなと。作曲者やレコード会社つながりで、なんとなくですが栗林みな実と同じ運命を辿っていくような気がします。

6週目の2ランクダウンが悔やまれて仕方ありません。あれが1ランクなら綺麗な階段推移が完成したのに・・・。という冗談はさておき、無印はランクインできなかったことを考えると、低空飛行とはいえ今作が10週もランクインしたのはなかなかの健闘といえるかもしれません。
以上。バニラソルトは新曲と合わせてやろうかと思います。多分、2ヶ月もかからないでしょうし(←微妙に失礼)

新谷良子さんのアルバムが、気がつけば来週発売です。楽曲的にもセールス的にもブレイクしそうでしないもどかしい状況がここ数年続いているので、今作でどうなるのか非常に注目しています。シングルが2枚とも微妙だったことを考えると、あまり期待しないのが吉なのかもしれませんが。

MARCHING MONSTER

MARCHING MONSTER

こむちゃ

データバンクで約束が更新されないのは、09年分の集計表をまだ作っていないからという、単純かつしょうもない理由からです。頭ではやらねばと思っていても、平日はどうしても手が動かない。

ランクイン楽曲分析

ということで比較的手の動く、こちらを先に。つっても、こっちも大分溜まってしまってますが。

累計ポイントは990で、1000にわずかに届かず。4桁未満は久々な気がしてよくよく調べてみたところ、WILD EYES以来でしたので実に約3年半ぶり。エタブレ以降に、強さに一気に拍車がかかったという事実を再認識した次第です。
今回のこの結果を受けて弱体化と決めてしまって良いかは、とても難しい問題です。「08年はトップの入れ替わりサイクルがここ数年の中でも早かった方だし、改変期のリリースラッシュ直前というハンディがあったのだから、弱体化と決め付けるのは早計」という意見と、「そうは言っても発売が1週遅いだけのINTENTIONは未だに粘っているわけだから、やはり衰えはあるはず」という意見、どちらも正しいと言えなくもないわけで。とりあえず、07年が強すぎたのでそこから相対的には弱くなってて当たり前だよね、それ以外の部分については次作の動向も踏まえて判断しましょう、としか言えないかなぁと。すっごい無難。

以上。次は、ロスパラかバニラソルト。どんなに遅くなっても、常連さんは一通りやっておきたい所存です。

2008年こむちゃーとの分析(後編)

ここからは、年間チャート等を基にランキングを上位で盛り上げた曲について考察します。とりあえず、年間チャートのおさらいから。なお、番組ではトップ10のみの発表でしたが、考察の都合から同様の集計方法で20位まで算出したものを発表します。

年間チャート

順位 曲名 アーティスト ポイント
1 Climax Jump DEN-LINER form モモタロス・ウラタロス・キンタロスリュウタロス 1430
2 Astrogation 水樹奈々 1250
3 トライアングラー 坂本真綾 1140
4 君=花 pigstar 1040
5 Discovery 宮野真守 1020
6 星間飛行 ランカ・リー=中島愛 1010
7 バンビーノ・バンビーナ 田村ゆかり 990
8 Trickster 水樹奈々 980
9 ライオン May'n/中島愛 980
10 Doubt & Trust 〜ダウト&トラスト〜 access 970
11 さあ切れ!パンサー皇子 鈴村健一 960
12 INTENTION 鈴村健一 930
13 AWAKE〜僕のすべて〜 昶&賢吾(CV:小野大輔神谷浩史 840
14 片翼のイカロス 榊原ゆい 810
15 雨音 小野大輔 800
16 真夏のスピカ 小野大輔 790
17 曇天 DOES 760
18 Double-Action CLIMAX form モモタロス、ウラタロス、キンタロスリュウタロス、デネブ 750
19 MonStAR 平野綾 540
20 雨上がりの花よ咲け 茅原実里 500

全体の傾向としては、前半でも述べたとおりニューフェイスが多いこと、首位獲得曲の増加によりポイントが分散化したこと、の2点が挙げられます。以下、もう少し細かいキーワードを設定して、見ていきましょう。

キーワード1:仮面ライダー電王

こむちゃの謳う4ジャンルの中で最も影の薄かった特撮ソングで、遂に首位を獲る曲が出現しました。後番組の主題歌はランクインすらしなかったため、一過性の現象となってしまったことは残念ではありますが、きっかけさえあれば特撮ジャンルでもチャート上位に進出できるということを示した功績は非常に大きいと思います。

キーワード2:マクロスF

電王と並ぶ08年の勝ち組タイアップ。同一タイアップでトップ10に3曲送り込むという、離れ業をやってのけました。

キーワード3:男性ボーカル

トップ10中4曲、トップ20中11曲を男性ボーカルの楽曲が占めており、これまでの女性優位のチャートとは一味違う結果が見られました。宮野真守鈴村健一小野大輔といった男性声優の台頭も著しく、チャートのパワーバランスが大きく変化することを予感させるに足るトピックスであったといえます。

キーワード4:常連

ニューフェイスがチャートを湧かせた一方で、これまでの常連アーティストはどうだったかといいますと、前年同様の成績を残せたのは水樹奈々田村ゆかりのみと言えます(前後の成績を見る限り、坂本真綾のトップ3入りはタイアップ効果に依るところが大きいと思われる)。それ以外で過去にトップ獲得経験のある堀江由衣平野綾茅原実里らは、軒並み苦戦を強いられており、女性声優については二極化の発生が見て取れます。また、数年前から徐々に衰えが見え始めている、歌姫等の非声優系女性アーティストについては、トップ20入りした楽曲が無いことから08年も同様の傾向が進んでいたといえます。

まとめ

硬直化が顕著だった07年から一転、男性ボーカルの大量投入でチャートが大きく様変わりしたことが、データの面からも読み取れます。後に振り返ったときに番組としても大きな転機となった、と言えるような年になっているかもしれません。ただし、総ランクイン曲数が少ない、新曲のランクイン時期に偏りがある、首位獲得曲とそれ以外のポイント格差、などの潜在的(かつ本質的)な問題点は抱えたままですので、この年の結果だけを見てチャートの停滞が解消されたと見るのは早計かもしれません。なんにせよ、09年のこむちゃーとも注目です。

以上。真面目な話はここまで。不真面目というか、分析に値しない感想めいたことは後日余力があれば書くかもしれません。